ネット選挙解禁できず
7月の参議院選挙では残念ながらネット選挙の解禁はできませんでした。しかし、今や9000万人を超えるユーザーがいるといわれるインターネットの活用は、すでに実質的には始まっています。どのように活用されたのでしょうか。
有権者もインターネットを活用した
インターネットを使うのは候補者ばかりではありません。ツイッターでは、模擬選挙が行われ、1119人が投票しました。特に30代の投票が多かったようです。
ツイッターの利用者数から考えると少し投票数が少ないように思います。ネット選挙を解禁したとしても、ネットを通してどれくらい投票率が上がるかについては疑問が残る結果でした。
候補者たちのネット活用術
ブログやHPを持つ政治家も最近は非常に増えました。ただ今回の選挙ではネット選挙は解禁されなかったため、公示日以降は更新できませんでした。そこで民主党の藤末健三参院議員は公職選挙法の網目をかいくぐる作戦にでました。禁止されている「文書図画」にあたらないとして、「音声」ツイッターを更新したのです。
藤末議員はもともとツイッター議員として有名な人なので、インターネット上でも比較的容易に有権者の注目をあびることができますが、もっと知名度の低い候補者であれば、やはりインターネットだけでなく、街頭演説や地元訪問などで知名度を上げる必要があるでしょう。将来ネット選挙が解禁されても、すべての選挙運動をインターネットのみに頼るということは難しく、インターネットと従来型の選挙運動との併用運動が主流になるのではないでしょうか。
Good Net Voting 2010年7月13日ニュースリリース
http://www.gnvoting.jp/pr/0713藤末健三公式ホームページ
http://www.fujisue.net/