支持率を回復していた民主党政権に大きな2つの影が落ちました。1つは小沢氏の強制起訴、もう1つは沖縄県での中国船籍衝突事件に対する政府の一連の対応です。
どちらも対応を誤ると政権の存続に大きな影響を与える可能性があり、勝ち目のない引き分け狙いの試合が続くことになります。そして、中国船籍衝突事件のビデオは非公開の方針が固められました。
YOMIURI ONLINEによると
法務省側は「中国人船長を起訴するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出したケースは今までない」と説明し、現時点での国会提出に難色を示した。
と、起訴の結論が出ていないのに捜査資料を公開したことはないと法務省は述べています。
法務省ではビデオを公開するのは困難としていますが、国民感情としては逮捕したのだからビデオを公開し、真実を明かにし日本の潔白を証明してほしいとの思いもあります。政府として確固とした外交姿勢を示すと共に、国民がどのような外交を望んでいるのか見極める必要があります。
YOMIURI ONLINE「尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101007-OYT1T01416.htm法務省
http://www.moj.go.jp/