ネット出口調査
株式会社ニワンゴが運営するニコニコ動画のニコ割アンケートで「第22回参議院議員選挙ネット入口調査」が実施されました。6月18日 5:30 ~ 6月18日 10:30の間、動画を視聴したすべてのユーザーを対象にしたアンケートで、回答数はなんと、100万1,485人に達しました。
結果
比例代表での投票先意向は、「自民党」32.9%、「民主党」17.1%となり、野党自民党がリードしています。また、2009年8月の衆院議員選挙の比例代表選挙で投票した党と今回の参院選での比例区の投票先は、
衆院選で「民主党」に投票した層では、「民主党」51.1%、「自民党」12.8%、「みんなの党」9.9%、「共産党」2.9%となりました。また、「白票を入れる予定」は7.2%、「投票しない予定」は7.9%となりました。衆院選で「自民党」に投票した層では、「自民党」73.6%、「たちあがれ日本」5.1%、「みんなの党」4.9%、「民主党」3.5%となりました。また、「白票を入れる予定」は4.4%、「投票しない予定」は4.1%となりました。
(ニコ割りアンケート結果より)
民主党の支持層が民主党から離れている傾向がうかがえます。だからといって、自民党に完全に流れたかというとそういうわけでもありません。
着目すべきは、選挙についての情報を得るメディアは何かという質問に対しては、インターネットから最も多く情報を得る層では、投票先は、自民党が49.9%、民主党は9.5%と、自民党支持層が大きくリードしました。鳩山元総理のtwitterなど、インターネットを積極的に使っている政党であるというイメージが強い民主党が、これほど引き離されるとは、意外です。
総論
以上の結果を全体的に見て、参議院選挙では自民党への指示が高くなっているようです。菅新総理就任で、支持率が上昇した民主党ですが、安心できない状況です。投票まであと少し、ネット選挙が解禁されず、アナログ活動しか許されない選挙を勝ち残るのはどの政党か、注目が集まります。
ニコ割アンケート 「第22回参議院議員選挙ネット入口調査」結果
http://info.nicovideo.jp/enquete/special/entrance/201006/index.html