脳波でロボットを操作
ノースイースタン大学の研究室の床で床にしゃがんだ円形のロボットが動いている。操作する学生は何も持っていない。
学生はこのロボットを操作するのに手を使っていない。脳の視覚野から出る脳波でロボットを操作している。この学生は脳で直接ロボットを操作しているのだ。
仕組みは以下のようになっている。
目の網膜が視覚刺激をうける。>脳に電気活動が生ずる。>操作者はコンピューターのモニターに映った異なる周波数で点滅するポイントを4つのチェッカーエリアに分ける。これがそれぞれロボットにあたえる指令になる。>操作者がチェッカーエリアの1つを見つめる。>操作者の後頭部に取り付けられた電極が視覚野から出る脳波を拾い、コンピュータのソフトウェアプログラムに送信する。>ソフトウェアプログラムは視覚野から出る脳波に応じてロボットにコマンドを送信する。
障害を持つ人のために
研究チームによれば、直接脳からロボットをコントロールするアイデアは10年ほど前からあり、直接脳からテレビをコントロールできる可能性もあるという。しかしこの脳―コンピュータインターフェースの応用分野はこれだけではない。
研究者はこの技術がより複雑なプロセスで利用されることを願っている。
デニズ・エドムスはこのプロジェクトの主任教授。エドムスは言う。
もうすぐ障害を持つ人がコンピュータを使って車椅子や車やデバイスを操作できるようになる。
自分で自分の身体を動かすよりもっと上手に動かせるロボットができればいい。
Discovery News
YOUR BRAIN COULD CONTROL THIS ROBOT
http://news.discovery.com/tech/your-brain-could-control-this-robot.html