人気番組の舞台でインターンシップ
「インターンシップ」という言葉が登場すると、大抵の人はコーヒーを調達するお遣いや、終わることのないタイピング作業、あるいは、雑多な取るに足らない作業を思い浮かべます。これらのタスクは、それぞれの業界で、弱者を排除する通例儀式のようになっています。
リサ・クックさんの場合、「インターンシップ」とは、全米でも屈指のシェフの元で働くことを意味していました。それもケーブルテレビの人気番組に出演できる可能性を含んでいます。
パン作りの情熱
クックさんは21歳。アメリカ、トナウォンダの出身です。
彼女のインターンシップは、カルロ市役所のベーカリーで始まりましたが、このベーカリー、実はケーブルテレビ局TLCの人気番組「Cake Boss」の撮影場所なのです。
同番組のスター、バディ・ヴァラストロさんから、ペストリー作りのポイントを学ぶ一方で、クックの名にふさわしく、彼女は料理家としてのキャリアを華々しくスタートさせました。
彼女のパンに対する情熱は、母親譲りです。クックさんは2006年にケンモア・イースト高校を卒業し、ナイアガラ群のコミュニティカレッジへ進学しました。
母親、ゲイルさんから教わったパン作りの知識を元に、彼女は大学卒業後、自分のベーカリーを持って何らかのビジネスをしたいと考えていました。コミュニティカレッジでは料理を学ぶコースがあったため、高校時代は進学が待ちきれなかったと言います。
「あそこにいた1年間で多くのことを学びました。得られた助言はすべて、素晴らしかったです。」
と、彼女は言います。
コミュニティカレッジを卒業し、パンとペストリーの芸術学位を取得してすぐ、彼女は実家へ帰り、何から手をつけるべきかまず考えました。
彼女はすぐに、TLCで人気のベーカリーで実施されているインターンシップの情報をいとこから入手します。このロングアイランドに住んでいるいとこは、彼女に情報を教えるだけでなく、ニュージャージー州ホーボーケンのベーカリーに履歴書まで送ったそうです。
昨年10月にニュージャージー州へ向かい、面接を済ませ、1日試験的に働いた後、彼女はすぐにインターンシップ合格となりました。そこで、彼女はいとこの家へ移り住み、片道90分かけて、週3回インターンシップのために、ロングアイランドからニュージャージーまで通勤しました。
インターンシップを始めたのは1月。ディスプレイケースを担当したため、糖菓や花飾り、そのほか、必要な作業に取り組みました。
後編へ続く…
原文: Town of Tonawanda woman lands ‘Cake Boss’ internship(Niagara Gazette)
http://niagara-gazette.com/features/x1687704184/Town-of-Tonawanda-woman-lands-Cake-Boss-internshipCake Boss(TLC)
http://tlc.discovery.com/tv/cake-boss/cake-boss.html