金融危機より婚活問題
今回中国のあるサイトで行われたアンケート、その結果がとても興味深い。アンケートに参加した男女のうち、3分の2が「金融危機での仕事探しより、結婚相手探しの方が難しい。」と回答している。
では、今回参加した約400名の婚活中男女のアンケート結果を見ていこう。
【画像:
Hamed Saber's photostream】
好条件に伴わない結果
まず、今回のアンケートの参加者は、男性203名、女性191名。そのうち、28歳以上の女性は97人、30歳以上の男性は84人と、結婚できない男・女は回答者数の50%に及ぶ。また、半数の回答者は何度も婚活失敗を経験していると述べた。
彼らの大部分の学歴は大学卒、給料は中国月給の平均以上~2,3倍、結婚相手への条件は年上の男性・年下の女性とのこと。これだけ見ると、どれも好条件なのだが、なぜこう上手くいかないのだろうか。
多くの回答者が述べているが、婚活回数が多くなればなるほど、相手を探す意欲が落ちるそうで、中には「結婚相手も探してないのに、離婚後どうしようと考えてしまいます。」との回答まであった。
目立つフィーリング重視派
では、その他のアンケート結果も見ていきたいと思う。
「結婚相手探しはどうやって?」という質問に対して一番多かったのは、男女ともに40%前後の、「親・親戚を通して」であった。やはり、結婚という問題、慎重にならざるをえないのか。しかし、それとともに、「インターネットを通して」という回答も約15%と少なくない結果である。やはり、インターネット普及の影響がよく表れている。
「結婚できない最大の理由は?」という質問はどうだろうか?男性は46%、女性は70%もの人が、「出会いの場が少ない」と述べて、それぞれ1位であった。多くの男女が、職場と自宅の行き帰りだけで毎日を過ごしており、それが主な原因となっている。
「幸せな結婚で相手に求めるものは?」の質問に対しては、「フィーリングが合う」が男性の62%、女性の51%であった。つまり、多少の経済的困難など問題ではなく、愛する人が自分を理解し、楽しいときを過ごせるかどうかが、重要なポイントだということである。
また、「結婚相手探しで一番重きを置くのは?」に対しては「人柄・家柄」で、多くの回答者は「いい人。」と答えたそうだ。実際、「経済的条件は?」という質問で最も多かったのが、「安定した仕事、生活できればよい。」というものだった。
原文記事 「幸福婚姻,我们愿意跟着"感觉"走」(大连天健网)
http://dalian.runsky.com/2010-04/12/content_3550468.htm