本格的に選挙運動を開始
飛行機事故で亡くなった故レフ・カチンスキ前大統領の双子の兄であるヤロスワフ・カチンスキ氏がポーランドの次期大統領選挙への出馬表明後初めて選挙運動のインタビューを行った。
「もし時間を戻せるなら戻したい。しかし、我々は将来に目を向けなければならない。」
飛行機事故以降、これまでカチンスキ氏はメディアに対して沈黙を続け、故大統領夫妻への喪に服してきた。
ウェブサイトで質問に回答
カチンスキ氏はインターネット上のウェブサイトのSalon24.plを通じてブロガーからの質問に回答した。回答の中で、彼は次のように述べている。
「4月10日の惨事の後、ポーランドの政治に新しい変化があった。ポーランドの政治により一層の協調が生まれるだろう。国を挙げての哀悼は、悲劇の影響が残る中で前向きな動きへと繋がるだろう。新しい大統領と政府との協力体制は以前より強化されると期待している。」
与党の市民プラットフォームの政治家たちはこのカチンスキ氏のインタビューを「典型的な市場戦略」であると評している。ある議員はカチンスキ氏が不誠実であると批判している。
支持率は順調な伸び
カチンスキ氏の選挙対策チームによると、彼は来週にも有権者との会合をスタートする予定である。世論調査によるとカチンスキ氏は当初優勢であったコモロウスキ候補に追いついているようだ。
GfKポロニアによる調査では、カチンスキ氏の支持率は20-29歳の区分では21%に達している。4月には同じ区分で9%であったのと比較すると大きく伸びていることが分かる。
ポーランドの大統領選挙は6月20日に予定されている。
Kaczynski gives first election campaign interview
http://www.thenews.pl/national/artykul131577_kaczynski-gives-first-election-campaign-interview.htmlSalon24(ポーランド語)
ttp://www.salon24.pl/