昨年の患者数は、全国で741人
千葉県では、例年春から夏にかけて流行する麻しん(はしか)について注意するよう呼びかけている。
平成21年は、麻しん患者が全国で741人発生し、千葉県は116人と全国で最も多く発生。今年も既に、4月25日までで、全国で155人、千葉県内でも15人発生している。
肺炎や脳炎といった合併症を引き起こす怖い病気
麻しんの症状は、38℃台の発熱・せき・鼻水などかぜの症状からはじまりその後体に発疹が現れる。発疹が出はじめると、熱も39℃台の高熱が出て、せきもひどく、肺炎や脳炎といった合併症を起こす危険性もある。
感染経路は、せきやくしゃみの飛沫核感染(空気感染)のため、患者と近距離で接触しなくても感染し、他の疾患に比べ非常に強い感染力を持っている。
予防にはワクチンが有効で、1歳を過ぎたら風しんとの混合ワクチンが無料で接種できるので、誕生日を迎えたら、早めに接種することが大切。その後、2期接種が5歳以上7歳未満で、小学校就学前の1年間が接種期間となっている。
千葉県ホームページ 感染症発生概要
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/c_sippei/9kannsennsyou/surveyllance/kansen/kansen1004.html