動画中継サービス「Ustream」の日本版開設
「Ustream」は動画の共有、生中継を個人でも無料で行えるアメリカのサービスです。今までは英語サイトの利用を余儀なくされていましたが、このたび、ついに日本語翻訳サイトがオープンしました。
最近では原口総務大臣の会見や、事業仕分けの生中継を行い話題となりました。パソコンのヘビーユーザーには有名なサービスかもしれませんが、事業仕分けを見ようとして初めて「Ustream」を使い、分かりづらかったという方も多いのではないでしょうか。
サイトを日本語に翻訳したことにより、日本での利用者も今後増えていくことが予想されます。また、「Ustream」はツイッターとも連動しており、コメントをすることもできます。ネット選挙の解禁を前に政治家も注目しています。
ネット選挙解禁をにらみ、政治家の利用も活発に
政治家が利用する理由の1つは、政治家個人でも無料で生中継ができることです。今までは1部のマスコミによる、1部の政治家しか報道されませんでした。無名の政治家や、資金が潤沢でない政治家も国民に向けて政策を訴えることができます。
もう1つは生中継を行った際に、視聴者が即座にコメントをできるので、国民との双方向でのコミュニケーションがとれ、様々な国民の意見を聞くことができます。
原口大臣の会見では生中継を行った際、視聴者が残したコメントに対して会見の最後に答えています。「障害者に向けて手話でも放送して欲しい」といったコメントに対して、大臣が自己紹介を手話でするなどリアルタイムでの双方向コミュニケーションがとられました。
オバマ大統領はネットをうまく使いこなし、大統領になったともいわれ、今後「Ustream」やツイッターなどネットでの選挙運動が注目されます。
「Ustream」
http://www.ustream.tv/