ネット選挙解禁にむけて
今年の夏の参議院選挙では、ネット選挙が解禁される方向です。問題は数々指摘されていますが、インターネットというテクノロジーを選挙に用いることに対する世間の評判は上々です。
アンケート
ニコニコ動画が行った「ネット選挙解禁について」のアンケート結果が発表されました。6万5000人が回答しました。賛成は52.9%、反対は19.2%と過半数以上の人が賛成でした。興味深いのは、どのようなネットサービスが使えると良いかという質問に対し、以下のような回答が得られていることです。
「ホームページ(65.4%)」が一番多く、「ブログ(53.3%)」、「動画共有サービス(41.2%)」と続きました。年代別では、「twitter」という選択肢について、「10代(28.5%)」が他の年代に比べてやや数値が高くなるなど、傾向に違いが見られました。
twitterでつぶやく議員が話題ですが、20代以上の年齢層にはあまり受けが良くありません。HPやブログは議員が発する情報を受け取り、動画は流れる映像を見るか聞くかすればよいですが、twitterはよりインタラクティブなので、主婦や勤労者など時間のない層には倦厭される傾向があるようです。
賛成多数
普天間問題、高速道路料金の問題など、何かと支持率が低下している鳩山内閣ではありますが、ネット選挙解禁については、世論の支持を得ています。実現すれば日本初のネット選挙となる参議院選、選挙に興味のなかった人たちの関心を惹きつける起爆剤となれるでしょうか。
ニコニコ動画 「ネット選挙解禁について」
http://www.nicovideo.jp/enquete/political/nm10761584