イギリスの選挙
ブラウン氏の問題発言で大注目のイギリスの選挙は、アメリカ合衆国大統領選挙においてオバマ候補がしたほどインターネットを活用できなかったという見解が、irishtimes.comに発表されました。
TVのほうが活躍
たしかに、ブラウン氏の「偏屈な女」発言は、TVで放映されて全世界に広まりました。irishtimes.comの記事によれば、
確かに、主な政党はインターネットを利用しようとはしましたが、オバマ大統領が選挙戦で行ったほどの規模ではなく、いくつかの例外を除いて、選挙戦にあまり影響を与えませんでした。
選挙直前に行われた討論もTV討論という昔ながらの形でした。失言に対するブラウン氏の弁明もラジオ番組でした。ニュースで全世界に配信されるのはほんの一部分を抜粋したものです。ブラウン氏のうなだれる姿や謝罪する部分だけが面白おかしく報道されました。
インターネットの利用法
こういうときこそインターネットを使って、すべて配信、または、謝罪などして、メディアにいいように編集されない方策があったと思います。アメリカのオバマ大統領がtwitterを使って、支持者や献金を獲得、フォロワーに対して個々に挨拶メールを送った(もちろん自動送信でしょうが)のに比べると、やはりテクノロジーを使い切れていない選挙だったと言われても仕方がないと感じます。
今年の日本の参議院選挙もネット選挙解禁が予測されますが、せっかく解禁されるのであれば、大いに活用してほしいものです。
irishtimes.com "Internet fails to replace TV as main election battleground"
http://www.irishtimes.com/newspaper/world/2010/0508/1224269952296.html