給与減額、16ヵ月連続で前年割れ
厚生労働省が1月18日に発表した毎月勤労統計調査(事業所規模5人以上)の平成21年11月分結果確報によれば、基本給や賞与、残業代などすべての給与を合わせた現金給与総額(1人平均)は、調査対象産業計として前年同月比2.4%減の27万8328円となり、前年同月割れの月数が16カ月連続となった。以前、下落幅には縮小傾向見えていない。
明暗クッキリ・・・インフラ業種に強みか
業種別に見ると、製造業が5.0%減とマイナスが突出、ついで飲食店・宿泊業、サービス業が続く。これに対し、電気・ガス業は逆に9.0%増加しており、2位となる鉱業(2.3%増加)を大きく引き離している。また、就業形態別では、一般労働者が1.9%減、パートタイム労働者が1.3%減となり、いずれも厳しい経済状況を反映する結果となっている。
毎月勤労統計調査 平成21年11月分結果確報
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/21/2111r/mk2111r.html