2007年以来、再び最下位
県内の民間企業における障害者雇用率は1・5%になり、前年より多少改善したものの、全国平均を大きく下回り全国で最下位となったことが明らかになった。
法定雇用率の未達成企業は51・3%で前年より悪化している。
しかし、従業員1000人以上の大企業だけをみると法定雇用率(1・8%)を若干、上回っている。
中小企業では56~99人規模が1・44%、300~499人は1・45%となっている。
産業別では、娯楽業が2・01%と雇用率を大きく上回っているが、サービス業は1・53%、建設業1・5%と厳しい状況になっている。
自治体は健闘
一方、公的機関の法定雇用率(2・1%)は県が前年を上回り、2・63%。
市町では伊賀、志摩など4市町が雇用率達成をすることができなかった。
同局職業対策課は「景気悪化で解雇が広がっているのも要因」と述べ、「特に雇用状況が悪い中小企業を重点的に訪問して理解を求めていく」と語っている。