キャビンフィルターで外気を完全にクリーニング
ろ過の世界市場リーダーであるマンウントフンメルは4月9日、新型コロナウィルスの感染拡大に際して、ウィルスの蔓延に関する汚染管理をサポートする製品の有用性についてテストしていることを報告した。
ウィルスは一般的に車両の内装にもみられるため、マンウントフンメルは、キャビンフィルターを使用して、車両内装の保護に関する様々な情報を収集している。
約0.1マイクロメートルの新型コロナウィルスは、人間の髪の毛の約500分の1という大きさであるが、原則として、咳やくしゃみで起こる飛沫など、より大きな飛沫に含まれる。この飛沫は、ウィルスと比較して10倍から1,000倍の大きさであることから、非常に早く地面に到達する。
道路上の汚染された飛沫が外気から車両のキャビンフィルターに侵入する可能性はほとんどなく、それよりも、感染している乗員によって車内にウィルスがもたらされる確率の方がはるかに高い。
しかし、いずれにしても高品質のキャビンフィルターによる外気の完全なクリーニングは不可欠であり、これは、運転する機会が多い人、アレルギー疾患を持つ人、子供に特にあてはまる。
最新製品では有害ガス・有害粒子をほぼ100%除去
キャビンエアフィルターは、フェイスマスクなど「個人用保護製品」と見なすことはできないが、ブレーキダスト、有害ガス、花粉などのアレルゲンなど、交通上の刺激性汚染物質をブロックする。
キャビンエアフィルターは、細心の注意を払ったクリーニング作用を実現するには、定期的に交換することが必要である。交換時期は、車両メーカーによって異なるが、通常は1年~2年である。しかし、ドライバーはキャビンフィルターの利点に気づいてないことが多く、平均的な交換時期は5年に1度となっている。
マンウントフンメルによるキャビンフィルターの最新イノベーション「FreciousPlus」では、フィルターが、外気からの不快な臭いや窒素酸化物やオゾンなどの有害ガスを遮断し、細かい塵などの有害粒子をほぼ100%除去する。
また、生体機能性コーティングを施した3層のフィルターによって、アレルゲンをほぼ完全に除去し、フィルター上の細菌やカビの増殖も防ぐ。
(画像はプレスリリースより)
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