Eモビリティの安全のために
FREUDENBERGは3月10日、新しいバッテリーシステムについて紹介。わずか1年で開発されたコンポーネントだが、通気性と防水性を両立したハウジングを実現し、ヨーロッパとメキシコの商用バンに使用されている。
フォルクスワーゲンの商用バンに採用
同社のバッテリーシステムは、都市での使用を想定し、荷物や乗客の重量、長距離移動など負担の大きい商用バン向けに設計されている。
現在このソリューションは、フォルクスワーゲン社のEモビリティブランド・フォルクスワーゲン・コマーシャル・ビークルスの全電動商用バン「Eキャディー」および「Eトランスポーターバン」に取り付けられたバッテリーをサポートしている。
特許を取得した圧力補償バルブ「DIAvent」は、単一のコンポーネントながら、防水と通気性の両方を実現した。
圧力補償バルブが熱管理を容易に
外側は撥水性不織布要素を使用し、防水でありながら100ミリバールの差圧で毎分約21リットルの通気性を可能にしている。
ハウジング内の圧力が、大気圧を約50ミリバール以上超えると、傘型バルブが開き300ミリバールで毎秒18リットルのガスを排出する。
今後はバッテリーコネクタプレートをEキャディーに搭載する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
FREUDENBERGのプレスリリース
https://www.fst.com/freudenberg-diaventabt-press