排気ガス再循環技術(EGR)の提供
2月4日、ボルグワーナーは、インド市場に1.5リッターガソリンエンジン用排気ガス再循環(EGR)クーラーおよび排気ガス再循環(EGR)チューブを導入すると発表した。インドの排ガス規制「BS VI(バーラト・ステージ6)」(2022年導入)および米国の自動車燃費基準(CAFE)を満たし、燃費改善・排ガス削減の実現を目指す。
新たな1.5リッターガソリンエンジン用EGRクーラーには、ガソリンエンジンに最適とされるハイブリッドチューブ技術が活用され、厳しいBS-VI基準を満たす。生産開始は2021年を予定している。また、メーカーのヨーロッパ工場にはコンポーネントを供給し、2020年に生産が開始される見込みである。
インド市場に対するサポート
インドでは、排ガス規制の適用に伴い、乗用車のエンジンがディーゼルからガソリンへと移行している。2017年4月から排ガス規制「BS IV(バーラト・ステージ4)」が適用され、BS-IV基準に適合したエンジンを搭載するように求められている。2022年4月からは、排ガス規制「BS VI」が導入される。
ボルグワーナーは、2008年以降、インド市場をリードする乗用車メーカーに対して、1.3リッターディーゼルエンジン用EGRクーラーとEGRチューブを供給し、BS-IV基準の達成を支援してきた。
エミッション、サーマルおよびターボシステムズ社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール(Joe Fadool)氏は、製品の革新性(Product Leadership)とは、市場トレンドの先を行き、現地OEMのニーズに最適なグローバルかつ実績のあるソリューションをもつことであると考える。
そのうえで、ガソリンエンジン用EGRシステムは、インド市場ニーズに適したソリューションをもって、燃費の改善と排ガス削減を追求するインドの顧客を支援すると述べる。
(画像はプレスリリースより)
BorgWarner
https://www.borgwarner.com/