合弁会社SASの完全子会社化
10月14日、フォルシアは同社のインテリアモジュールをカバーするインテグレーションの拡張を目的として、了解覚書(MOU)に調印し、コンチネンタルから2億2500万ユーロにて合弁会社SASの株式50%を取得したと発表した。
フォルシアとコンチネンタルは、1996年に合弁会社SASを設立した。合弁会社SASは、複雑なインテリアモジュールの組み立ておよび物流においてキープレイヤーになった。ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカの19拠点にて、従業員4490人が雇用され、2019年の売上高は大きく成長し、約70億ユーロに達すると見込まれる。
システムインテグレーションの提供拡大
今回、合弁会社SASの完全子会社化により、フォルシアのシステムインテグレーションの提供は拡大する。ディスプレイ、エレクトロニクス、センサー、サーマルマネジメントなど新たな製品ラインと同様に、あらゆるインテグレーションをカバーする。
システムインテグレーション、複雑性の管理において、SASのコア・コンピタンス(企業の中核となる強み)は、ジャストインタイム生産システムの工場ネットワークを強化させる。
最高経営責任者のパトリック・コラー(Patrick Koller)氏は、フォルシア クラリオン エレクトロニクスの設立に伴い、将来のコックピット向けコックピットシステムの専門性を高めると述べる。また、SASは大きな成長の潜在性を秘め、フォルシアの戦略的かつ財政的に優れた機会を示すとコメントする。
(画像はプレスリリースより)
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