消費者信頼感指数58.3
トルコ統計局(TurkStat)は8月22日(木)、トルコ経済に対する消費者信頼感指数を発表。8月は前月より3.1%増加し、58.3に達したと報告している。
信頼感指数、態度指数とも改善
統計局の公表によると、消費者信頼感指数は前月7月の56.5から、58.3に改善。インデックスは4か月ぶりの高値を付けた。
節約志向を示す消費者態度指数は13.1%上昇し、22.7。市場心理を示すセンチメント指数は、前月の58.3から4.8%改善した。
政府に対する経済見通しは、前月の73.4ポイントから74.3ポイントに増加、世界に対する経済見通しは、77.8となり、前月より1.1%増加している。
政府の課題も浮き彫りに
消費者信頼感指数は、過去4か月平均でみると56.9。通貨危機であった2018年8月の消費者信頼感指数は68.2に落ち込んだが、9月から12月にかけての平均数値は59.1であり、その時期と比較しても下回る結果となった。
消費者信頼感指数は、経済活力の手がかりとなる。財務省は今後経済が成長すると語っているが、一方で今年3~6月までの失業率は前年より3.1%高い12.8%、特に若者の失業率が増加している。
また工業生産高が10か月連続で減少しており、これら統計が示す課題も懸念されている。
(画像はPixabayより)
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