クリーンでカーボンフリーなモビリティの実現へ
Plastic Omniumグループは4日、ベルギーと中国に新しい研究開発センターを開設したことを発表した。
この2つのセンターは、クリーンエネルギーシステム事業の一部であり、排出ガス制御と燃料システム、新しいエネルギーに焦点を当てている。
ω-Omegatechセンターは、2019年6月18日に中国に開設され、150人のエンジニアと技術者が働いている。従業員数は2019年末までに200人近くになる予定である。
このセンターは燃料システムの開発、試験、試作および機械的試験を専門とし、高圧水素タンクの試験と開発も行う。中国における水素部門のパイロット地域である武漢の施設では、新しいエネルギーに関するエンジニアの研修センターとなっている。
新しい研究開発センターは、すでに57の開発プロジェクトを展開しており、Plastic Omniumのアジアの顧客をサポートし、クリーンモビリティを追求するためのリソースを提供する。そして、燃料システム市場のシェアが2022年までに2倍の17%に到達すると予測される中国における急激な成長を支える。
新エネルギー、燃料電池、水素貯蔵に向けた研究開発
ベルギーのブリュッセル空港近郊に建設されたΔ-Deltatechは、排出量削減と燃料システムに焦点を当てた、クリーンエネルギーシステム事業の研究とイノベーションセンターで、7月1日にサービスを開始した。
また、新しいエネルギー、燃料電池、水素貯蔵に向けた研究開発を先導し、年末までに150人のエンジニアと技術者を収容する予定である。
これらは、2003年にリヨン近郊に開設され、現在拡張中のインテリジェントエクステリアシステムに焦点を当てた∑-Sigmatechと、2015年にコンピエーニュに開設され、排出量制御と燃料システムを専門とするα-Alphatechに続く研究開発センターである。
ω-OmegatechとΔ-Deltatechには、1億ユーロのグローバル投資が行われている。これらの研究開発センターは、特に水素を使用したクリーンでカーボンフリーなモビリティに対するPlastic Omniumの取り組みを表している。
(画像はプレスリリースより)
Plastic Omnium Press Releases
https://www.plasticomnium.com/