2050年ネットゼロ実現へ
三井住友海上は12月10日、保険代理店の脱炭素化経営を支援しようと、保険代理店組織にCO2排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard」を無償で提供すると発表した。
また、サプライチェーンのCO2排出量を削減できるよう、グリーン電力証書を一括購入し保険代理店に割安で提供することも検討するとしている。
可視化で脱炭素経営意識の向上へ
2050年ネットゼロを実現するには、自社のCO2排出量削減だけでなく、社会全体のCO2排出量削減が必要となる。
そこで同社では「zeroboard」のライセンスを一括購入し、同社の保険代理店組織MSAと、同社がサポートする自動車整備業の保険代理店組織アドバンスクラブに無償で提供することとした。
この「zeroboard」は、保険代理店自身のガソリン・電力使用量、ペーパーレスの保険契約状況を入力すると、その代理店のCO2排出量を算出・可視化するというもの。アドバンスクラブではこれに加えて、自動車リサイクル部品の利用頻度についてもCO2削減量として可視化される。
これにより、保険代理店における脱炭素経営の意識を高めることができる。
なお「zeroboard」の提供は、アドバンスクラブには2022年1月から、MSAには2022年度からの予定としている。
(画像はプレスリリースより)
三井住友海上 ニュースリリース
https://www.ms-ins.com/news/fy2021/pdf/1210_1.pdf