IoTシステム設計の合理化・簡素化で技術開発に加速
ルネサス エレクトロニクスは10月22日、仏Sequans Communications S.A.(以下、シーカンス)と、IoTモジュールの開発で協業すると発表しました。
シーカンスはIoT向け4G/5Gチップおよびモジュールの大手プロバイダです。今回の協業では、シーカンスのMonarch(モナーク)LTE-M/NB-IoTプラットフォームをベースとして、IoTモジュールの開発を行います。
IoT関連企業向けにスマートシティ、スマートホーム、産業IoTなど、さまざまな用途のIoTシステム設計を合理化・簡素化するために、マイコンとコネクティビティプラットフォームをセットにして提供するものです。
また今回の協業では、世界中のネットワークプロバイダへのサポート提供も含まれています。
Bluetooth Low Energy対応部品も提供
シーカンスのモナークを使った最初のモジュールは、11月中旬頃の発表となる予定です。その後、Bluetooth Low Energy対応などの機能を追加した部品も、順次提供していくとのことです。
今回の協業で、シーカンスのLTE-M/MB IoT技術と、ルネサスのマイコンの販売チャネルを活用したマーケティングが実現します。
ルネサスの執行役員でIoT・インフラ事業本部のRoger Wendelken氏は、
この協業により、ルネサスのマイコンと共にIoTモジュールを新たにセットで提供することが可能となり、IoTユーザのニーズに合った高度な機能を実現できるようになります
(プレスリリースより)
と述べています。
(画像はプレスリリースより)
ルネサス エレクトロニクス株式会社のプレスリリース
https://www.renesas.com/