2020年9月の外食市場規模は2,220億円となり、前年同月比は70.1%となった
外食単価の2,480円は前年実績2,447円を上回る結果に
7ヶ月連続で主要16業態すべてが前年比マイナス、「居酒屋」前年比57.8%まで回復
前年同月比70.1%
株式会社リクルートライフスタイルは10月29日、外食市場に関する調査・研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」による2020年9月度の「外食市場調査」の結果を発表した。
調査期間は10月1日から10月9日までとなっており、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人が調査対象となっている。
2020年9月の3圏域合計外食市場規模は2,220億円となり、前年同月より-949億円となった。9月の前年比は70.1%となり、8月は60.5%であることから、9月は9.6ポイント回復している。
外食単価、前年を上回る
次に外食頻度だが、2020年9月の3圏域合計外食頻度は、1ヶ月の間に3.63回となり、前年同月より0.52回減った。
だが9月の3圏域合計外食単価については2,480円と、前年同月の2,447円より33円上回っている。3圏域の内訳を見てみると、「首都圏(2,559円・前年同月との差+105円)」「関西圏(2,514円・-39円)」「東海圏(2,082円・-136円)」であり、首都圏のみが前年同月より上回る結果となった。
業態によっては回復傾向に
業態別に見ると、主要16業態すべての市場規模が前年比マイナスとなっている。
だが「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」は前年比80.0%であり、「焼き肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店(前年比78.5%)」「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ(前年比79.2%)」はマイナス幅が小さい。
「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げ等、飲酒メインの業態を含む)」については、緊急事態宣言のあった5月は前年比17.7%まで落ち込んだが、9月は前年比57.8%まで回復した。市場規模は前年よりマイナスであるものの、業態によっては回復傾向にあると考えられるだろう。
(画像は写真ACより)
株式会社リクルートライフスタイル プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001024.000011414.html