AIベースの取扱説明書の開発に向けて
6月18日、ヒュンダイ自動車傘下の起亜自動車は、Googleクラウド、Megazoneとパートナーシップ契約を締結し、AI(人工知能)ベースのオーナーズマニュアル(取扱説明書)アプリ「Kia Owner's Manual App」を開発すると発表した。
「Kia Owner's Manual App」は、使い勝手に良いモバイルアプリである。スマートフォンのカメラにて撮影することにより、起亜モデルの各部の名前および機能・性能を説明する。紙ベースの取扱説明書とは異なり、ドライバーは、アプリを用いてより簡単に搭載機能に関する情報を得られる。
また、取り扱いが容易であり、使い勝手に良いアプリでは、機能・性能を簡潔かつ便利に説明できる利点がある。なお、「Kia Owner's Manual App」は、2020年後半より、世界的に発売予定の新車から投入予定となっている。
使い勝手に良いアプリ
2017年以降、起亜自動車は、特定マーケット顧客に対して、AR(拡張現実)モバイルアプリを提供している。しかしながら、あらゆる新型モデル向けに全てのレイアウトおよびスイッチを測定する必要があり、アプリの使用は限られていた。
今回、起亜自動車、Google、Megazoneは、スイッチ上の認識できる記号に着目することによって、車両のシンボルは普遍的となり、アプリにあらゆる新型モデルと互換性をもたせる。Googleクラウド、Megazoneとのパートナーシップは、新たな「Kia Owner's Manual App」を起亜自動車のグローバルマーケットにより簡単に適合することを可能にする。
起亜自動車副社長兼グローバルディーラー&サービス長のウィサン・キム(Eui-sung Kim)氏は、「Kia Owner's Manual App」によって独自のカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)が提供され、安全性・利便性は向上するとコメントする。
(画像はプレスリリースより)
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