総合満足度は83%
株式会社Kids Publicが、経済産業省の公募による令和3年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」における補助事業者の対象として行った「働く女性へのオンラインでの健康支援プログラム」における事業成果を2022年3月に報告し、その結果を明らかにした。
同事業では、「働く女性へのオンライン健康支援プログラム」を協力企業の女性社員30名に提供し、介入群とは別に、「サービスを提供しない対照群」に対して行った調査と比較することで、支援プログラムの有効性を客観的に検証。
この結果、支援プログラムの総合満足度は83%と高く、働く女性のヘルスリテラシー、生活習慣、受診行動、生産性が改善する可能性示唆する回答が得られた。
働く女性のヘルスリテラシーに変化
株式会社Kids Publicでは、オンライン医療相談を通じ、妊娠前、妊娠中、産後、更年期以降という全ての女性のライフステージで生じる悩みや不安に対応しており、相談対応実績や専門職の豊富な知見をもとにサービスを提供。
実証プログラムでは、産婦人科・小児科領域におけるオンライン相談窓口を設置し、産婦人科医による月1回程度の定期面談と、メールやLINEを通じた定期的な医療記事の配信を行った。
この結果、ヘルスリテラシーの変化として、プログラムの提供を婦人科検診の受診理由とした人が16%おり、婦人科疾患や月経困難症への理解、HPVワクチンについて正しい知識、プレコンセプションケアへの理解などが高まった。
生活習慣改善度についても、月経や更年期などを意識した運動、食事、睡眠の工夫が見られ、月経周期を考慮した生活リズムの調整や、婦人科系の要因で体調変化がある際の仕事の質、適切な産婦人科受診についても、プログラムの提供によって良好な変化が得られている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社Kids Publicのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000019477.html経済産業省 株式会社Kids Public特設ページ
https://www.femtech-projects.jp/project/6.html