吸収合併は2018年4月1日付け
第一三共株式会社(以下「第一三共」)は、11月30日に開催された取締役会において、株式会社アスビオファーマ(以下「アスビオ」)の吸収合併が決議され、同日吸収合併契約を締結したと発表した。
第一三共は、本年2月に研究開発の生産性向上を目指したグローバル研究開発体制の見直しを行っており、その取り組みの一つとしてアスビオの閉鎖を決定していた。
今回の合併は100%連結子会社を対象とする簡易吸収合併であり、 合併の方式は第一三共を存続会社とする吸収合併方式。効力発生は2018年4月1日で、同年3月31日をもってアスビオは解散となる。
研究機能を強化し、生産性の向上へ
第一三共の研究子会社であるアスビオは、主に精神・神経疾患、免疫・炎症疾患、再生医薬を研究領域とする企業。
第一三共グループの中では創薬ベンチャーの位置付けであり、今回の合併によりアスビオのベンチャースピリッツを融合させることで第一三共は研究機能を強化し、生産性の更なる向上を進めるとしている。
吸収合併に伴い、アスビオの研究活動及び約150名の従業員は第一三共グループに移管する予定で、同社の閉鎖等に関してはホームページでも公開されている。
なお今回の合併は、第一三共においては簡易合併であり、アスビオにおいては略式合併となる。そのため、両社ともに合併契約承認のための株主総会は開催されない。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)
第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006755.html