健美家調べ、金融機関の不動産投資への融資が厳しくなった、と52％の投資家

不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家（けんびや）」を運営する健美家株式会社は10月24日、同サイトの会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査（第8回）」を実施し調査結果を公表しました。

調査期間は2017年9月27～10月11日、有効回答数は433人とのことです。

2017年以降金融機関の融資状況に関して、「厳しくなった」との回答が半数を超え52.3％でした。2017年4月調査結果では34.5％でしたので、17.8ポイント増加したことになります。

その理由は、2つまでの複数回答で、

1位：「自己資金を求められた」、41.2％
2位：「自己資金の割合の上昇」、32.4％
3位：「物件評価が出づらい」、28.8％、
4位：「年収・資産のハードルが上昇」、28.2％

となり、金融機関の対応に変化がみられました。

収益物件の購入希望者の増加傾向は続いていますが、一部を除くと、自己資金なしの融資は難しく、自己資金の無い投資家には購入できない状況になりつつあります。

今後購入したい収益物件は、3つまでの複数回答で、

1位：一棟アパート、65.1％
2位：一棟マンション、49.7％
3位：戸建、42.0％
4位：区分マンション、24.9％

と、一棟アパートが最多でした。

購入したい地域は、3つまでの複数回答で、

1位：渋谷・品川・目黒・太田・世田谷、22.9％
2位：千代田・中央・港、16.2％
3位：台東・墨田・江東・荒川・足立・葛飾・江戸川、14.5％
4位：千葉県、14.5％

となり、東京都城南エリアが人気を集めました。

不動産購入後の困った経験は、複数回答で、

1位：空室、45.6％
2位：修繕費、25.7％
3位：管理会社選定、21.3％
4位：水漏れなど物件トラブル、18.0％

と、空室の悩みが最多でした。また、その対策の1位はリフォームで46.4％が実施しています。

（画像はプレスリリースより）




健美家株式会社のプレスリリース
https://www.kenbiya.com/press/pre2017-10-24.html

別掲
https://www.kenbiya.com/img/press/pre2017-10-24.pdf