即放性製剤として初の後発医薬品
第一三共株式会社は2017年8月28日のニュースリリースで、がん疼痛治療剤オキシコドン即放性製剤の後発医薬品であるオキシコドン錠2.5mg、錠5mg、錠10mg、錠20mg「第一三共」の計4種類を2017年8月28日付けで発売したことを発表した。
オキシコドン錠「第一三共」は、小型で服用しやすいことが特徴で、中等度から高度の疼痛をやわらげるために使用している、強オピオイド鎮痛薬オキシコドン塩酸塩の即放性製剤として、初めての後発医薬品である。
がん患者の生涯ケアに貢献
オキシコドン錠は、原薬から製剤化まで、国内グループ会社の第一三共プロファーマ株式会社で一貫生産していることも特徴であり、さらに同有効成分の注射剤についても承認を申請している。
オキシコドン塩酸塩は、2017年3月から持続性がん疼痛治療剤オキシコドン徐放錠「第一三共」を販売、2017年6月からは、ヒドロモルフォン塩酸塩製剤である「ナルラピド(R)錠」(即放性製剤)及び「ナルサス(R)錠」も販売している。
第一三共は、オキシコドン錠を新たに加えることによって医療用麻薬製品のラインナップを強化し、がん疼痛に苦しむ患者の痛みを和らげてQOLを高め、医療関係者に多様な治療の選択肢を提供できるものと期待していると述べている。
(画像は第一三共株式会社のサイトより)
第一三共株式会社ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006689.html第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/index.html