熊本山鹿ソーラーパークC発電所の建設開始
スマートソーラー株式会社は8月7日、熊本県和水町及び山鹿市で開発をしてきた熊本山鹿ソーラーパークCの安全祈願祭を、8月3日に実施し、建設工事を開始したと発表した。
熊本山鹿ソーラーパークCは、熊本県山鹿市・玉名郡和水町に、3年半の歳月をかけて開発してきた熊本県最大級となる熊本山鹿A・B・C・D発電所の合計54MWの発電所建設計画の一つで、2020年5月に完成予定となる。
同発電所の年間予想発電電力量は、約38,010,000kWhとなり、これは一般家庭約12,000世帯の消費電力量に相当する。なお同発電所は、合同会社GSSEがプロジェクトファイナンスにより資金調達を行い、建設工事および売電事業を行うこととしている。
3次元架台「スマートアレイ」や分散型PCSを採用
発電所の特長は、開発エリアが45haと広大な丘陵地となることから、防災対策と地下水に配慮し、大規模な調整池とオンサイト浸透池を配置するとともに、地形を生かした造成と自社開発の3次元架台「スマートアレイ」を使うことで、斜面などに対応した太陽電池架台ユニット配置を行っていることという。
また、275Wの高効率太陽電池パネル125,280枚(全34.5MW)を各所に分散設置し、太陽電池への影・方位・傾斜角のばらつきによるロスを最小化するべく、分散型PCS(40kW)を採用している。
さらに、高度な保守管理を行うため、遠隔でストリングス毎の太陽電池のI-Vカーブを測定・監視するシステムを構築していることも特長としている。
(画像はプレスリリースより)
スマートソーラー株式会社 プレスリリース
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