全国でネット調査を実施
全国の約6.5万人の登録スタッフによるネットワークを活用して市場調査等を行うソフトブレーン・フィールド株式会社は、プレミアムフライデー導入から約半年が経過した7月19日に、ウェブ上で「プレミアムフライデーに関する実態調査」を実施した。対象となったのは、同社等が運営する「Point of Buy購買理由データ」のアンケートモニターに登録する20代から60代の幅広い世代の男女約4,500人だ。
9割以上の人が「知っている」と回答
プレミアムフライデーの存在についての問いでは、「内容をよく知っている」・「ある程度知っている」・「名前のみ知っている」との回答が全体の94.3%を占め、認知度は非常に高い。
導入していない企業は9割越え
勤務している会社がプレミアムフライデーを導入しているか、という問いでは92.8%が「導入していない」と回答した。しかし一方、5月17日に発表された「プレミアムフライデー推進協議会事務局」の調査結果では、早期退社に取り組む企業は、導入当初と比較すると5月の段階では約3.5倍となり、増加傾向となっている。
プレミアムフライデーの過ごし方
プレミアムフライデーを導入している企業に勤める回答者に、6月のプレミアムフライデーの退社時間帯や過ごし方について質問を行った。
退社時間帯については「午後6時頃」・「午後7時よりも遅い時間」・「午後5時頃」と定時帰社時間帯の回答が全体の61.3%を占める結果となった。プレミアムフライデーの基本方針である「午後3時退社」はわずか25%にとどまった。
過ごした相手についての問いでは、「家族(夫・妻・父・母・子供など)」と過ごした人が54.7%と最多だったが、「自分一人」で過ごした人も30.2%と決して低くない結果となった。「会社の人(同僚・上司・部下など)」と答えた人が10.4%と低く、プライベートの時間を大切にしたいと考える人が多いことが伺える。
過ごし方としては、「まっすぐ帰宅した」が59.9%と最多となり、大きく引き離して「買い物に行った」、「外食・お酒を飲みに行った」といった回答が続いた。
「反対」がわずかに上回る
最後にプレミアムフライデーに対しての考えを問う質問では、「あまり賛成しない」・「賛成しない」が56.8%と「賛成する」・「やや賛成する」の43.2%をわずかに上回った。これは、実施日が多忙な月末の金曜日であることが大きな要因とみられる。他にも、仕事量は変わらないため翌日等の負担が増えたことや、早く帰社することが難しいといった声もあり、「反対」とする人が多い結果となった。
(画像はプレスリリースより)
ソフトブレーン・フィールド株式会社 プレスリリース
https://www.sbfield.co.jp/press/20170728-11153