異物は錠剤成分外のタンパク質
共和薬品工業株式会社は2017年7月31日のニュースリリースで、ピオグリタゾン錠 30mg「アメル」について、医療施設よりロット1602の1錠に汚れがあるとの情報を受けて調査した結果、汚れに見えたものは錠剤成分外のタンパク質と推定される異物と判明したため、当該ロットの製品すべて自主回収すると発表した。
異物混入は、製造中の極めて偶発的な発生と考えられるが、共和薬品は、当該ロット中の他の錠剤にも異物が混入している可能性を完全に否定できないと判断し、万全を期すため自主回収に踏み切った。
安全性に影響ありとの報告なし
共和薬品は、本回収理由による健康被害発生のおそれはないものとし、この件に関し安全性に影響があったとする報告は入手していないとのこと。
回収対象製品はロット番号1602で、使用期限が2019年5月、共和薬品からの出荷日は2016年8月19日~2017年1月25日であり、回収終了目標は2017年8月31日とした。
回収対象は、ロット番号1602の納入実績のあるすべての医療機関及び薬局であり、また、代替品としてロット番号1603以降の製品を順次出荷する。
(画像は共和薬品工業株式会社のサイトより)
共和薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.amel-di.com/medical/di/download/news?nid=28695共和薬品工業株式会社
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