メガソーラー稼働と明電舎PCS屋外収納盤を共同開発
株式会社日本ベネックスは1月29日、埼玉県川越市で屋根借りメガソーラー「ベネックス川越ソーラーポート」(出力約2.04MW)の運転を、1月25日に開始したと発表した。
この案件は、株式会社明電舎の新型500kWパワーコンディショナー(PCS)に対する初めての納入案件となり、同社は明電舎と共同でPCS屋外収納盤を開発したという。
「ベネックス川越ソーラーポート」は、同市の物流施設「ロジポート川越」の屋根を賃借したメガソーラーで、この年間発電量は一般家庭約610世帯の消費電力に相当する約220万kWhを見込んでいる。
この屋外収納盤の特徴としては、空調を使わずにファンによる強制換気方式を採用したことで消費電力を低減し、ランニングコストを抑える構造としていることとなる。
また、一体型の筐体として据え付け作業を容易なものとし、現地作業の手間を削減しているほか、省スペース化を図ったことで、4tトラックでの輸送が可能となっている。同社はこの屋外収納盤を商品化し、一般販売を開始するとしている。
自社発電所は全部で19件、合計出力は約13.8MWに
1957年創業の同社は、これまで精密板金加工技術を基盤に、大型映像装置、産業・メカトロ機器、電気・電子機器、 空調冷熱機器などを製造してきている。
また平成26年10月からは、千葉県流山市の物流施設屋根にて国内最大級となる屋根借りメガソーラー「ベネックス流山ソーラーポート」(出力:2,28MW)を設置し、同社が発電事業者となって運営・管理を行ってきている。
今案件の稼働により、同社が発電事業者となる自社発電所は、全部で19件、合計出力は約13.8MW(うち屋根借りメガソーラー3件、出力約5.6MW)になるとのこと。
(画像はプレスリリースより)
株式会社日本ベネックス プレスリリース
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