国を超えた問題を初めて数値化 過去5年間の調査を発表
ミャンマーの女性7500人以上が、中国人男性と強制結婚しているという調査結果が発表された。
この調査はジョンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生スクールと、タイのカチン女性協会が行ったもの。国を超えた問題を数値化する、初めての試みだ。
調査により、強制結婚の約65%は仲介人や募集人を通して行われたことがわかった。過去5年間で、移民として中国からミャンマーに帰国した女性は約10万6000人。そのうち5000人が強制結婚させられ、2800人は強制的に子どもを出産させられた。
昨年、中国に滞在中のミャンマー女性は約6万5000人。そのうち2500人が強制結婚、2300人が強制的な出産をしているという結果が出ている。
記録が少なく実態がつかめず
ジョンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生スクールの准教授は、
この事実に関する記録が少ないことが問題だ。紛争地域の少数民族や登録のない移民、契約のない労働者などの実態がわからない。正式な結婚届や出産届がないことも問題だ。(サウス・チャイナ・モーニング・ポストより)
と述べた。また、
すべての強制結婚はさまざまな暴力や搾取につながる恐れがある。(サウス・チャイナ・モーニング・ポストより)
と指摘している。
(画像はサウス・チャイナ・モーニング・ポストより)
サウス・チャイナ・モーニング・ポスト
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