豊田合成、HMI機能付きステアリング・ホイールの販売化を実現

豊田合成は11月27日、ヒューマンマシンインタフェース（HMI）機能を備えたステアリング・ホイールの開発が進み、販売段階に達したと発表した。

同社では、今年9月よりHMI機能が付いたトラック用のステアリング・ホイールの販売を開始。ステアリング・ホイールのカメラが運転者の顔を監視し、わき見または居眠りが検出されたときに運転手に警告するというもので、改造も可能だ。

具体的には、グリップ部分にセンサーが付いており、ドライバーがハンドルを握っているかどうか高感度で検出。運転中にドライバーがステアリングを離すと、音と表示で警告する仕組みだ。

先進的な運転支援システムとして開発を進め、10万キロメートル以上のテストドライブを経て、今回商用化段階に達した。

9月から物流サービスのTG Logisticsに販売を開始。損害が大きくなる可能性の高い、トラックの事故防止につながるとして、業界でいくつか試運転を進めている。

同社では人と車の接点となるステアリング・ホイールの開発をさらに進め、自動運転に活用できる安全で快適な車の創出に貢献する、モジュラー製品を販売していくとしている。

（画像はプレスリリースより）




豊田合成のプレスリリース
http://www.toyoda-gosei.com/news/detail/?id=199