一生懸命も大切、それ以上に楽しむことが大切
「ヒップホップダンスが早くうまくなりたい」と強く思っているときほど、なかなかダンスが上達せずに、あせりを感じてしまうことがありませんか。
ダンスを上達させたいなら、ダンスに一生懸命取り組むことも大切ですが、「楽しむ」という姿勢も忘れないようにしたいですね。
ダンスの上達に向けて、ダンスを「楽しむ」ということに着目しながら、具体的な楽しみ方についてみていくことにしましょう。
音楽を楽しみながらダンスする
ダンスを楽しむための方法として、「音楽を楽しむ」ことを心がけてみましょう。
ヒップホップダンスの場合は、アップテンポな曲に合わせてダンスしますが、アップテンポな曲の良いところは、聴いているだけで自然と気分が盛り上がってくることです。
しかも、アップテンポな曲を聴いていると、自然と身体を動かしたい気持ちになるのではないでしょうか。この気持ちこそが、ダンスの原点と言えるでしょう。
音楽とは耳で聴くものではありますが、音楽で大切なことは「いかに感じ切るか」ということです。音楽を感じとっているのは心であり、心で感じとった音楽は全身へと伝わっていきます。
心と身体がアップテンポな感覚に包まれるからこそ、自然な流れでダンスをしたい気持ちになるのです。
身体を動かすことそのものを楽しむ
また、ダンスをする上で大切なことは、「身体を動かすことを楽しむ」ということです。
アップテンポの曲を聴いていて楽しいと感じるときは、自然と身体が動きだすものです。そして、楽しい気持ちで身体を動かすほど、心も楽しい気持ちになります。
そして、心が楽しくなるほど、もっと身体を動かしたくなる、というように、楽しさが満ちあふれることによって、自然とダンスしたくなるものなのです。
つまり、ダンスとは、心の中からあふれ出た楽しい気持ちが、ダンスという形で表現されたもの、ということができます。常に、楽しい気持ちを保ち続けることが、ダンスを上達させる秘訣と言えそうです。
音楽に合わせて、自分自身を表現する
楽しさに満たされると、思わず身体を動かしたくなりますが、「楽しさによって身体を動かす」という欲求が満たされると、単に身体を動かすのではなく、「自分自身を表現したい」という気持ちになることがあります。
この「自分自身を表現する」ということこそが、「ダンス」の上達へとつながっていきます。
実際、ダンスは「自己表現の手段」とも言われており、リズミカルな音楽に乗って軽快なダンスをすることで、自分自身が楽しんでいる様子を表現することができます。
普段、自分自身を表現する場合には言葉で表現することが多いですが、ダンスを自己表現の一つとしてとらえると、思い切った動きをしながらダンスを楽しめることでしょう。
ダンスしながら、みんなと楽しむ
ダンスを上達させるポイントは、楽しい気持ちでダンスすること、ということが理解できたと思いますが、そのほかにも、ダンスを上達させるポイントがあるのです。
それは、自分のためだけではなく、まわりの人たちに楽しんでもらうためにダンスをする、ということです。
ダンスで自分自身を表現しているときは、ダンスしている自分自身も楽しいのですが、ダンスをすることで、自分自身の楽しさをまわりの人たちにも広げていく効果が期待できます。
ダンスで多くの人たちと楽しさを分かち合う、という考えにたどり着いたとき、ダンスの表現力をさらに高めようとして、ダンスに対するこだわりも生まれることでしょう。
ダンスで自分自身が楽しむ、という視点から、ダンスすることでみんなが楽しめる、という視点に広がったとき、ダンスのさらなる上達が期待できるのではないでしょうか。
(画像は写真ACより)