「FBG光ファイバーモニタリングシステム」開発
三井住友建設株式会社は、橋梁維持管理業務の効率化・省力化を図るため「FBG光ファイバーモニタリングシステム」を開発したことを2018年5月14日に発表した。
ランニングコストの大幅な削減
三井住友建設では、橋梁の老朽化対策が本格始動し、効率的な維持管理手法が必要となることから、構造物の点検・診断に有効ながらもセンサの耐久性が課題のセンサモニタリングにおいて、経年劣化しない材料のみ使用する「FBG光ファイバーセンサ」を採用し、課題を克服したモニタリングシステムを開発した。
同システムは、三井住友建設の橋梁設計・施工の実績に基づいてピックアップした重要点検箇所にセンサを配置し、状態や挙動を把握することにより橋梁の健全性を評価できるとのことだ。
特徴は、初期コストについては現行の近接目視点検と同程度が必要となるが、データ収集時には交通規制や足場の設置、専門技術者などが不要で、効率化・省力化によるランニングコストの大幅な削減を図ることができる。
三井住友建設では今後、システムの有効性や費用対効果などについて検証を行い、システムの実用化を目指すとしている。
(画像は三井住友建設ホームページより)
三井住友建設 プレスリリース
https://www.smcon.co.jp/topics/2018/05141300/