2018年4月に改正される介護保険制度を見据えて
一般社団法人生前整理普及協会は、1月25日、介護事業者の支援事業の一環として「介護版 生前整理の窓口サービス」の提供を本年2月より開始すると発表した。
同サービスは、片づけ・家事支援・相続サポートといった介護利用者のシニアライフサポートを、トータルで支援するというもの。2018年4月に改正される介護保険制度を見据えて、提供を開始するという。
新たな保険外収入の確保が必要になる
2018年4月の介護保険制度改正では、高齢者の増加による社会保障費の増加に歯止めがきかないという現状から、介護保険の保険料引き下げが確定的といわれている。介護保険収入を軸にしてきた介護事業者の経営環境は、大きく変化することになると、同協会は推測。保険収入に頼らない新たな保険外収入の確保が必要になるとする。
そこで同協会は、介護事業者の支援事業の一環として「介護版 生前整理の窓口サービス」の展開を決定した。同サービスでは、利用者やその家族が抱えるこれからの老後不安を、チェックシートで「見える」化。経験豊富な生前整理のコーディネイターが悩み相談に応じ、問題を一つずつ解決していくという。
シニアライフのトータルサポートがスタンダードになる
同サービスの導入による介護施設側にとってのメリットとして、保険外収入の確保が可能を同協会は挙げる。また、利用者およびその家族のニーズ引き出しと、課題解決による満足度向上も期待できるという。加えて、業界における差別化やブランディングも可能としている。
同協会は今後、介護事業者のサービスにおいてもシニアライフのトータルサポートがスタンダードになると、予測している。
(画像はプレスリリースより)
一般社団法人生前整理普及協会
http://seizenseiri.net/介護事業者向けに、介護版「生前整理の窓口サービス」の展開を開始 - @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/120216