琥珀の中に完全な形で保存 生物学史上大きな発見に
ミャンマーで、9900万年前の恐竜のしっぽが発掘された。学術専門誌
「Current Biology」が発表した。生物学史上、大きな発見である。
BBCニュースによれば、琥珀は中国地質大学のLida Xing氏が、カチン州・Myitkinaの化石市場で手に入れたものだという。同氏と論文を共著した、カナダ・王立Saskatchewan博物館のRyan McKellar氏は、
琥珀の中に保存された恐竜の破片が発見されたのは、初めてのことだ。(BBCニュースより)
と述べている。
琥珀採掘所で発掘、研究者が市場で入手
しっぽは琥珀の中に完全な形で封じ込められていた。骨と軟骨部分、羽が含まれ、上部がチェストナッツ色、下部は白。非常に良い状態で保存されており、恐竜の構造と進化を明確にできるものだった。
Lida Xing氏は琥珀を発掘した労働者を追跡し、琥珀の出所を明らかにした。Ryan McKellar氏は研究により、この生物が近代の鳥類とは異なっていることを明確にした。
カチン州では2000年前から琥珀の生産が行われている。その中には多くの昆虫が含まれているものもあり、20年ほど前から、研究者に注目されていた。
(画像はCurrent Biologyウェブサイトより)
Current Biology
http://www.cell.com/BBC News‘Beautiful’ dinosaur tail found preserved in amber
http://www.bbc.com/news/science-environment-38224564