副作用報告支援システム「PVLink Camera Report」
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下「キヤノンITS」)は、5月17日、副作用報告支援システム「PVLink Camera Report」を、6月上旬より販売開始すると発表した。
同システムは、製薬企業のMR(医薬情報担当者)向けに開発されたものであり、スマートデバイスを利用している。
医療機関などを訪問して副作用情報を収集するMR
日本国内の製薬企業は、医薬品の副作用によるものと疑われる症例などを確認した場合、その情報をPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)に対して報告することが、義務づけられている。
一般的に副作用情報は、まず製薬企業のMRが医療機関などを訪問し収集する。収集された情報は医薬品の安全管理部門に報告され、情報の評価や再調査を実施。その後、副作用報告が必要なものがPMDAに送付される。
MRが行う副作用情報報告には、迅速さ・正確さ・情報送信の安全性が求められる。しかし現状においては、人為ミスを防止する仕組みは存在しない。運用上の課題のひとつとなっていた。
煩雑な業務を軽減、セキュアな報告が可能に
キヤノンITSは、この課題を解決すべく「PVLink Camera Report」を開発した。
同システムは、報告書を最適化して送信する報告用アプリと、その報告を安全に受領して自動的に受領連絡を行うサーバソフトウェアで構成される。MRは報告用アプリにより煩雑な業務を軽減でき、安全管理部門も迅速かつセキュアな報告が可能になるという。
(画像はプレスリリースより)
製薬企業のMR向け副作用報告支援システム「PVLink Camera Report」を販売開始 - キヤノンITソリューションズ株式会社
https://www.canon-its.co.jp/news/detail/20170517pvlink.html