新商品を採用して竣工
新日鉄住金エンジニアリングは、5月11日、茨城県坂東市にて「NSスタンロジ(TM)」を採用した「カインズ商配 坂東センター」が完成したことを発表した。
NSスタンロジ(TM)は、2階建て物流施設向けに開発。オリジナルの構造設計ノウハウと、建築商品「スタンパッケージR」の標準化技術を組み合わせ、「躯体数量削減によるコスト低減」「耐震性能の向上」「工期短縮」の3つを実現した新商品である。
新施設の概要
新施設は、鉄骨造地上2階建て、延べ床面積約1万50平方メートルの倉庫で、同社は構造設計とスタンパッケージ部材の納入を担当した。
具体的には、同社製の耐震・制振部材「アンボンドブレース」15本を最適に配置することで、耐震性能を高めた。
また、従来工法より鋼重量を20%削減に成功。1階は400ミリメートル、2階は250ミリメートルといったコンパクトな柱(H形鋼)の採用を可能とした。
さらに、スタンパッケージRの効果により標準化を徹底。工期は、たったの1.5カ月、といった早期実現を図ることができたという。
鋼構造分野に大きな強み
同社の得意領域は、鋼構造分野。これまで数々の物流施設を手掛け、実績を積み上げてきた。
今後も引き続き、安心で安全な社会の実現を目指し、鋼構造エンジニアリングと鉄の知見を活かした商品・技術の提供を推進していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
新日鉄住金エンジニアリング プレスリリース
https://www.eng.nssmc.com/news/detail/332