増加するエネルギー需要へ新蓄電システムを
オムロン株式会(以下オムロン)は従来の機種を強化した太陽光発電用ハイブリッド蓄電システムを2017年4月に発売する。
新製品は既存の製品と比べて20%の小型化と15%の出力上昇を実現している。
KP55Sシリーズ
今回、発売される製品は「KP55Sシリーズ」で、蓄電池容量は6.5kWh(キロワット時)、パワコン容量は5.5kW(キロワット)となっている。蓄電池ユニットは、重量52kgで充電時間はおよそ6時間、パワコンは電力変換効率96.0%を発揮する。
多くの長所
新製品には5つの主だった特徴がある。まずは、世界最小最軽量クラスを実現したことだ。コンパクトにしたことで、工事が簡略化し期間、費用の削減が可能になった。
2点目はパワコンの出力が15%ほど上がったことで、太陽光パネルを多く設置することが可能になり、より多くの発電を見込むことができるようになる。
3点目は、太陽光発電を無駄なく利用できることで、6.6kWまでの入力に対応し、5.5kWを出力し、残りは蓄電池ユニットで充電する。
また、海辺など塩害がある地域でも設置できるよう重塩害対応タイプがある点の他、家庭内の機器と接続し、自動制御や電気使用量などを視覚化するHEMS(ヘムス)にも対応している。
(画像はプレスリリースより)
オムロン株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000000765.html