帝國製薬と国内での販売契約を締結
塩野義製薬株式会社は2月27日、癌疼痛治療薬「メサペイン(R)錠」について、帝國製薬株式会社と国内における販売契約を締結したと発表した。
超高齢化が進む日本では、今後癌罹患患者のさらなる増加も予想されている。癌との戦いには、罹患したこと自体の恐怖や苦しみに加えて、さらに癌疼痛と戦う苦しみを伴い、家族など患者を取り巻く人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)にまで影響が及ぶ可能性が否めない。
塩野義製薬は、今回帝國製薬と販売契約を締結し癌疼痛治療薬のラインアップに「メサペイン(R)錠」を加えたことで、今後疼痛領域の強化につなげていく考え。
癌疼痛コントロールの幅広げる薬剤として
「メサペイン(R)錠」は、「他の強オピオイド鎮痛剤で治療困難な中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における疼痛」を効能効果とし、他の強オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する薬剤。
同剤により、癌疼痛治療薬の選択肢が増え、疼痛コントロールの幅を広げることが可能となる。
同剤は、2013年3月より帝國製薬がテルモ株式会社を通じて販売しており、今後塩野義製薬はテルモと並行して「メサペイン(R)錠」を販売していくこととなる。
(画像は塩野義製薬株式会社ホームページより)
塩野義製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.shionogi.co.jp/