2つの構造を組み合わせた壁面緑化システム
照り返しによる室温上昇を抑え、外壁を緑で彩る壁面緑化は、昨今ではリノベーションの分野でも高い人気がある。
しかし、従来の工法では緑化のために使用する植物の数も多くなり、重量が増すことで高コストになるため利用しにくいのが難点だった。
東邦レオ株式会社は2017年2月24日、オフィスビルや工場、商業施設などを対象とした壁面緑化システム「ハイクライム・ネスト」を開発した。3月1日発売。
従来の1/4の軽量化と幅40mmの薄さを実現
「ハイクライム・ネスト」は、設置と同時に壁面緑化を実現する早期型システムを開発。長年積み重ねたノウハウをもとに、植物の密度や素材を見直し、施工の簡略化を行うことで従来工法の約1/4と低コスト化を実現。
面全体を緑で覆うための下地に、異なる形状や機能を持つ繊維綿を高温圧縮した基盤を使用。この、軽量ネストマットに植物を事前に植え込み固定することで、従来1m2/60~70kgから1m2/14kgと、大幅な軽量化に成功した。
植物の自然な生育を促す仕組みのため、メンテナンスの頻度も抑えられる利点を持つ。価格は1m2/67,000円から(税別、植物費・設置費込み)。詳しくはウェブサイトで。
(画像はプレスリリースより)
リノベーション利用も可能な『壁面緑化』新工法を発売へ - 東邦レオ株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/000000025.000003706.html壁面緑化を“Green Facade Architecture”へ
http://www.greenwall.jp/