新外国人雇用サポートサービス、4月3日より開始
経営コンサルタント企業のリンクアンドモチベーションは17日、新たに日本で働きたい海外人材の雇用と就労をサポートする事業「株式会社リンクジャパンキャリア」を、今年4月3日より開始することを発表した。
リンクアンドジャパンキャリアは、外国語指導講師(ALT)紹介会社のリンク・インタラックの一部門が独立した会社だ。リンクアンドモチベーションのグループ会社となる。
海外からの観光客対応ニーズ増加
厚生労働省が先月27日に発表した外国人雇用届状況によると、2016年10月末時点で日本において雇用されている外国人労働者数は、前年比で約19%増加し約108万人となり、2007年の届け出義務化以来過去最多を記録している。
増加の背景には、日本の人口減少に伴う労働者の確保の動きや、近年急激に増加している外国人観光客への対応、日本で学ぶ留学生の増加が、主な理由として上げられている。
外国人にとっても魅力的な労働環境整備が課題
一方で、平成27年度に経済産業省が実施した「内なる国際化」を進めるための調査研究報告書によると、「日本で働くことに魅力を感じられない」と回答した外国人労働者が全体の約半分を占めており、「魅力的」と回答したのは約22%であった。
そのため、外国人が日本で安心して働ける環境整備が急務であり、海外人材にも魅力的な仕事環境作りは、日本の経済活動を活発化させる機動力となることが期待されている。
海外人材の雇用をサポート
「リンクジャパンキャリア」は、日本で働きたい海外人材と日本で海外人材を雇用したい企業とをマッチングさせるため、採用~受け入れ~就労開始後の定着サポート体制を整え、日本で安心して働ける環境作りに寄与するサービスを提供する。
グループ会社のリンクアンドモチベーションは、労働者の「やる気」に焦点を当てたコンサルティング事業により成果を上げている。また、リンク・インタラックは、ALT人材紹介事業により、外国人労働者の就労と生活サポートに精通している。
両者のノウハウを活かしたリンクジャパンキャリア事業を通じて、外国人労働者が働きやすい日本社会の構築を目指す。
(画像はリンクアンドモチベーションWEBサイトより)
リンクアンドモチベーション プレスリリース
http://www.lmi.ne.jp/news/2017/2017021715301042.html