JFEエンジニアリング、水俣市でCO2を大幅に削減する地域新電力の実証試験開始

JFEエンジニアリング株式会社は2月27日、「再生可能エネルギーを中心とした電力による水俣市保有施設への電力供給」の実証試験を、熊本県水俣市およびJNC株式会社との共同で行うことで、同日合意したと発表した。

球磨川流域等の豊富な水量により、熊本県内では大規模な水力発電が行われていて、この実証試験では、同社が保有する再生可能エネルギー発電所のほか、JNCが保有する水力発電所からの電力をアーバンエナジー株式会社※ を通じ、水俣市が保有する施設に2017年度の早い時期から供給することとしている。


さらに半年から1年後を目処として、電力供給先の再生可能エネルギー比率向上によるCO2排出量削減のほか、供給の安定性、料金削減などを確認、効果を見極めた上で3者の共同出資による地域エネルギー供給会社の設立協議を開始するとのこと。

なお、電力のCO2排出係数は参考値として、現在契約中の電力会社の0.528kg-CO2／kWhに対し、アーバンエナジーは0.249kg-CO2／kWh、水力発電は0.011kg-CO2／kWh (資源エネルギー庁公表値)になるとのこと。

また同社は、官民連携による地域エネルギー供給会社として、この4月1日に静岡県磐田市と共同でスマートエナジー磐田株式会社を設立するとしている。



（画像はプレスリリースより）




JFEエンジニアリング株式会社 プレスリリース（日本経済新聞）
http://www.nikkei.com/article/

リリース詳細
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0437718_01.pdf