ラマ火力発電所11号機建設プロジェクト
2017年2月15日、三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、香港(香港特別行政区)の香港電燈有限公司(The Hongkong Electric Co., Ltd.、以下、HKE)が建設するラマ(Lamma)火力発電所11号機向けに、天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(以下、GTCC)発電設備を受注したと発表した。
主契約者の三菱商事株式会社を通じて主要機器を納入し、2022年1月の運転開始を予定している。
HKEは、香港島や、香港島の南西海域に位置するラマ島への電力供給の役割を一手に担う香港の大手電力会社だ。
今回のGTCC発電設備は、ラマ島において、既設9号機および建設中の10号機に隣接して建設される。なお、MHPSは、ラマ発電所1~9号機向けに、ガスタービン、蒸気タービン、ボイラーなどの主要な発電機器を多数納入しており、10号機のGTCC発電設備は、一昨年末に受注したもの。
天然ガス焚きGTCC発電設備
GTCC発電設備を構成する主要機器のうち、MHPSはM701F形ガスタービン1基、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラー、脱硝設備を製作・供給し、発電機は三菱電機株式会社製を採用する。
GTCC発電は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電できるのが特徴で、高い燃費効率でエネルギーを有効利用するため、化石燃料を使用した発電の中で最もクリーンで、環境負荷低減に貢献する。
(画像はプレスリリースより)
三菱日立パワーシステムズ ニュース
https://www.mhps.com/news/20170215.html