中古マンション成約件数 過去最高
公益財団法人東日本不動産流通機構(通称 東日本レインズ)が「首都圏不動産流通市場の動向(2016年)」を発表した。本機構は東日本唯一の公的な不動産物件情報交換組織である。
2016年1年間、中古マンションと中古戸建住宅、土地の成約件数は2年連続で前年を上回り過去最高となった。新築戸建住宅の成約件数も2年連続で前年を上回っている。
中古マンション概況
2016年の首都圏中古マンションの成約件数は37,189件(前年比6.9%増)。2年連続前年を上回り、過去最高だった2013年の36,432件も超えている。東京都区部では2ケタの増加率となっている。
成約物件1平方メートル単価は首都圏平均で47.92万円(前年比5.9%上昇)、4年連続上昇である。すべての都県、地域で上昇している。
成約物件価格は3,049万円(前年比5.4%上昇)。4年連続上昇し、22年ぶりに3,000万円台となった。成約物件を価格帯別に見ても、3,000万円を超える価格帯が成約件数、比率とも増えている。
成約物件の平均専有面積は63.63平方メートル(前年比0.4%縮小)。平均築年数は20.26年(前年20.13年)。
新規登録件数は194,336件(前年比9.3%上昇)。2年連続前年を上回り、千葉県と横浜川崎地域以外の各都県・地域で上昇している。新規登録物件の1平方メートル当たりの単価は54.80万円(前年比9.3%上昇)、価格は3,095万円(同7.3%上昇)と、ともに3年連続上昇。平均専有面積は56.48平方メートル(前年比1.8%縮小)、平均築年数22.32年(前年22.05年)と経年化が進んでいる。
(画像はプレスリリースより)
公益財団法人東日本不動産流通機構 市況動向
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf