バイオマス資源の混焼が高く評価
2017年1月27日、新日鐵住金株式会社は、ボイラーメーカーである株式会社IHIと共に、新エネルギー財団の平成28年度「新エネ大賞 経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。
石炭火力発電設備でのバイオマス資源の混焼が高く評価されたとしている。新日鉄住金の釜石製鐵所では、石炭火力発電設備(出力149MW)で、間伐材を用いたバイオマス資源の混焼を2010年から行っているという。
国内最高レベルの高比率バイオマス混焼を実証
「新エネ大賞 経済産業大臣賞」は、新エネルギーの導入・普及・啓発を促進するために、新エネルギー商品や新エネルギーの導入、普及啓発活動の中から優秀なものを表彰する賞であり、経済産業大臣賞は最高賞である。
今回、釜石製鐵所の石炭火力発電設備で、新日鐵住金と株式会社IHIが共同し、国内最高レベルの高比率バイオマス混焼(熱量比25%、重量比33%)を実証したとしている。
又、同社と地元企業の共同でバイオマス資源調達のための法人を設立し、森林組合と大量のバイオマス資源の調達を行い、継続的に事業を実施しているという。
これらのことが、森林系バイオマスの導入拡大やCO2排出削減に期待出来る取り組みとして高く評価され、「新エネ大賞 経済産業大臣賞」に繋がったとしている。
(画像は、新日鐵住金株式会社ホームページより)
新日鐵住金株式会社 プレスリリース
http://www.nssmc.com/news/20170127_100.html