次世代型生産システム「シミズ スマート サイト」
清水建設は、このたび、自律型ロボットと人がコラボしつつ工事を進める、次世代型生産システム「シミズ スマート サイト」を開発したと発表した。
建築工事現場の生産性向上や、管理・検査業務の効率化、苦渋・反復作業の軽減などを目的としたものだ。
既に適応現場が決定しており、関西の現場にて、竣工までにロボットを適用する工種にて70%以上の省人化を目指しているという。
省人化の効果(削減率)
同システムを30階建て、基準床面積が3,000平方メートルクラスのビルに適用した場合、揚重・搬送作業で75%(2,500人)、天井・床施工で75%(2,100人)、柱溶接作業で70%(1,150人)、計6,000人が削減できるという。
この効果により、これらの建機やロボットは、2~3現場で使用すれば、減価償却が可能となる。
「シミズ スマート サイト」とは
「シミズ スマート サイト」を構成するのは、水平スライドクレーン「Exter」、柱溶接ロボット「Robo-Welder」、多能工ロボット「Robo-Buddy」、「Robo-Carrier」の4種類の水平・垂直搬送ロボットだ。
各ロボットは、IoTやAIを駆使し、統合管理システムからの作業指示に基づき、自律的に稼働する。稼働状況・作業結果については、タブレット上で確認可能だ。
(画像はプレスリリースより)
建築工事現場で最先端技術を搭載したロボットと人がコラボ~次世代型生産システム「シミズ スマート サイト」~
http://www.shimz.co.jp