今回が初めてとなるCES アジア賞
コンティネンタルは5月23日、CES アジア2017において、Vehicle Technology部門ではインテリジェント・グラス・コントロールにより「Honoree賞」を、モバイル部門では3Dディスプレイ面により「Honoree」賞を授与したと、ホームページで伝えている。
CES ラスベガスは、世界的な自動車業界に向けた最先端の技術展であり、2015年には急速に成長している市場の1つに進出し、CES 上海を開催した。
CES アジア賞は今年初めて授与されたもの。その選択プロセスは、エンジニアリング品質・美的性能とデザイン品質・革新のレベル・意図された使用や機能およびユーザー価値・ユニークで斬新で魅力的な特徴という5つの基準で、各製品カテゴリを評価する3人の審査員によって行われる。
シェーディングの調節ができる車窓と3Dディスプレイ面
インテリジェント・グラス・コントロールは、高度な技術により、ボタンを押すだけで車窓のシェーディングの増減を調節できるもの。これは、CO2排出量を削減し、ドライバーの快適性を向上させるとともに、ドライバーが道路から目を離してウィンドウのシェーディングを調整する時間を最小限に抑えるので、ドライビングの安全性が向上する。
さらに、インテリジェント・グラス・コントロールを車両の電子通信システムに組み込むことにより、車窓は様々な交通状況に合わせてアクティブに調整される。例えば、システムを光センサに接続した場合、太陽が輝いている正確な場所において、シェーディングを増加することが可能だ。
また、コンティネンタルは、将来のドライバーが従来のフラットメディアディスプレイを凝視することなくデジタルコンテンツを楽しむことを実現するために、3Dディスプレイ面を開発した。これは、光学的に結合された地形要素を特徴としており、品質やデザインの個性は古くからあるディスプレイに戻している。
快適性と安全性が評価
コンティネンタル、ボディ&セキュリティ事業部門、アジアOEMと中国内装担当であるJürgen Heim氏は、次のように述べた。
「CES アジア2017で2つのイノベーションアワードを受賞したことを誇りに思っています。様々な分野の業界の専門家によって認定されたことは、非常に厳しい中国市場に我が社がもたらすトレンド設定技術と革新が評価されたものです。インテリジェント・グラス・コントロールにより、中国の自動車ドライバーや乗客に新しい快適性と安全機能を提供する柔軟なシステム・ソリューションを提供しています。」(プレスリリースより引用)
また、中国の計装・ドライバーHMI事業部門のChristian Heinz氏は、次のように説明した。
「この2つの製品は、より効率的なドライブにより顧客満足度と快適性を向上させることができます。3Dディスプレイ面によって、ブランドとドライバーのための、高度なパーソナライズとカスタマイズが可能です。そして、ドライビング体験の個性化は、今日の顧客のニーズです。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
Continental Press Releases
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