分電盤配線作業を効率化
きんでんは、5月13日、パナソニック エコソリューションズ社と共同で、ケーブル配線に伴う作業時間を軽減する「新型分電盤」を開発したことを発表した。
なお、5月25日から27日、インテックス大阪で開催される「JECA FAIR2016~第64回電設工業展~」に新型分電盤を出展。同展示会の製品コンクールにも参加する予定である。
「新型分電盤」の特徴
新型分電盤は、従来型分電盤に比べてケーブル配線に伴う作業時間を50%~60%削減することが可能となった。
具体的には、供給側銅帯を分電盤内の左右に配置することで、分電盤の中央に二次側ケーブルを配線できることから、振り分け作業が不要になるうえ、ケーブルなどの配線部材の使用量削減にもつながる。
また、分電盤の「上部前面枠」と「下部前面枠」を取り外し可能とすることで、安全で短時間な作業ができるほか、作業姿勢にも余裕ができることから、施工者の疲労軽減を実現したという。
設備工事業界の発展に貢献
近年、建設業界は人手不足の深刻化もあって、現場では作業効率の向上が求められている。
例えば、分電盤配線作業に関しては、作業者にとって精神的・肉体的に負荷のかかる作業として位置付けられ、従来型分電盤では、熟練技能者が施工しても、3日間を要してしまうといった課題が挙げられていた。
同社は今後も、施工力不足問題の解決に向け、作業効率を向上させる製品や工法の開発へ取り組み、設備工事業界の発展に貢献していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
きんでん プレスリリース
http://www.kinden.co.jp/topics/2016/topic301.html